Holy Grails! ロレックス デイトナRef.6263 ポール・ニューマン オイスター・ソット

ロレックス デイトナ Ref.6263 ポール・ニューマン オイスター・ソット 新作・話題

2019年5月11日〜12日にスイス・ジュネーブで開催されたフィリップス主催のオークション「The Geneva Watch Auction: NINE」にて、704,000スイスフラン(CHF)で落札されました。

デイトナ Ref.6263 ポール・ニューマンダイヤル

こちらは言わずと知れたエキゾチックダイヤル、通称ポール・ニューマンダイヤルを備えた希少なデイトナ Ref.6263。ケースエッジが鋭く、夜光・リューズ・プッシャー・ベゼルなどに交換の痕跡もなく、オリジナルの状態が保たれている希少な個体です。

デイトナRef.6263とRef.6239
画像:phillips.com

Ref.6263は、シリーズ第二世代にあたるデイトナで、機械はcal.727を搭載し、ねじ込み式プッシャーを備え防水性能を高めたモデルです。デイトナ第一世代のRef.6239とは異なり、文字盤には防水仕様を示す「OYSTER」のレタリングが見られます。

オイスター・ソット(OYSTER SOTTO)

エキゾチックダイヤルの美品というだけで大変希少ですが、今回出品されたこのデイトナRef.6263は、とりわけ希少性が高い個体です。エキゾチックダイヤルの中でも希少と考えられる理由は、ブランドロゴのレタリングの「OYSTER」が表記されている位置にあります。

ロレックス デイトナ Ref.6263 ポール・ニューマン オイスター・ソット
画像:phillips.com

通常、Ref.6263のブランドロゴのレタリングは「ROLEX OYSTER COSMOGRAPH」となりますが、このRef.6263は「ROLEX COSMOGRAPH OYSTER」とレタリングされており、下部にレタリングされていることを意味する「OYSTER SOTTO」の由来であります。

なぜ「OYSTER」が下部にレタリングされているのでしょうか。それは以下の点から推測ができます。

まず、レタリングの書体を以ってMK1に分類される文字盤や、シリアルから Ref.6263 初期の個体であると考えられること。

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画像:phillips.com

次にRef.6239の裏蓋が流用されたものと思われること。

これらの点から、デイトナシリーズ第一世代切り替え時期の個体で、裏蓋と同様に前作のRef.6239の「ROLEX OYSTER」とレタリングされた文字盤が、Ref.6263に流用され、後付けで「OYSTER」とレタリングされたのではないかという推測が成り立ちます。

仕様やシリアルから最初期のRef.6263 ポール・ニューマンダイヤルであり、オリジナルの状態を保つ美品であり、さらには前作のパーツを利用しているという点で切り替え時期の最最初期の個体と考えられるということが、この「デイトナ Ref.6263 ポール・ニューマンダイヤル」の希少性をさらに高める理由となっています。

ロレックス デイトナ Ref.6263 ポール・ニューマン オイスター・ソット
画像:phillips.com

「OYSTER SOTTO」は過去に20本ほど確認されており、デイトナの中でも極めて希少な事から「Holy Grails(聖杯)」とよばれています。今回の「OYSTER SOTTO」においては、その最高峰の個体であり、今回の落札価格の理由となっています。

Rolex The Geneva Watch Auction: NINE
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